溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

最近シノギが振るわない半グレの世界で静かに進む地殻変動

公開日: 更新日:

 半グレの代表的なシノギだったオレオレ詐欺など特殊詐欺の被害件数は前年比約2割減、被害額も約277億円(同12%減)と減少傾向にあるようだ。

 実際、過去、半グレ犯罪で太く稼いできた男たちに聞いても、いずれも最近、シノギは振るわないらしい。

「新シノギが出てこない。誰もノウハウを思いつかない。金塊密輸で消費税をくすねた後、ヒット商法がないんです。一時期、ソフトヤミ金や給与ファクタリングがまた有望になったかと思ったけど、これもすぐヤミ金だと摘発を食った。警察の動きが早すぎて、乗り出すヒマがない。仮想通貨も大手の金融業者が乗り出しているから、以前のようなうまみがない。その上、特殊詐欺は暴力団が乗り出してきて我々の足を引っ張っている。別の連中が、我々が最初に始めたことを侵食している。防ぎようがない」

 別の半グレがぼやく。

「最近、悪いのはカタギですよ。コロナ対策で国が出した給付金をもらおうと誰彼お構いなく持ち掛け、書類づくりなどを手伝って給付金の5割ぐらいを手数料で持っていく。本来、公金詐欺は我々の分野だったけど、やつらはトンビみたいに横から素早くかっさらった」

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