著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

戦間期の日本のねじれと知識人の葛藤

公開日: 更新日:
満州国承認を祝い、銀座4丁目に掲げられた日の丸と満州国旗。奥の時計塔は服部時計店=1932年9月15日(日本電報通信社撮影)

 第1次世界大戦の戦後処理をめぐるパリ講和会議で、日本の立場は一気に国際社会のトップランクに達した。さてその頃、日本社会はそれまでの明治期の政治状況とはまったく異なる顔を持つ国になった。いわゆる知識人と称して良い大学卒業の中間層が誕生して、社会構造が経済的にも、学問的にも大きく変… 

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