岸田Jr.公邸忘年会騒動 問題は父親が総理大臣というだけで要職につく“政治の私物化”だ
岸田首相の長男翔太郎氏の公邸大ハシャギ写真の文春砲から1週間、もう今更ネタにするのもなあと思っていたら、秘書官辞職、事実上の更迭というニュース。
どうやら厳重注意で逃げ切ろうと思ったが、思ったよりも反響が大きく、支持率が低下し、このままでは解散に影響が出るというのが理由らしい。サミットでの好感度上昇を相殺するぐらいの痛手というからとんだ孝行息子だ。
この問題はいったい何がいけなかったのか。公邸で忘年会をしたことか。みんなで記念撮影をしたことか。当初はお馴染みの政権擁護タレントの皆さんも、「僕も知事の椅子に子供を座らせ写真を撮ったことがある。それがダメなのか」(橋下徹)、「そんな議論ファミレスでやれや」(ブラマヨ吉田)と、問題を矮小化させるのに躍起だった。
いやそこじゃない。問題は、能力のない人間が、父親が総理大臣というだけで政府の要職につく、政治の私物化だ。
岸田翔太郎氏に関するニュースを時系列で見ればよくわかる。
3年前の2020年10月、広島の商工会議所のメンバーと地元で飲んだ。といっても女子大生も参加していたらしいから、若者同士だったのだろう。午前4時までテキーラ一気、女子大生をラブホにお持ち帰りした。もちろん独身だし普通の若者の行動だからとがめられることはない。しかしあとでその女性から「随分脇が甘いなと思った」と言われる(ていうかこの時期はバリバリコロナ禍なんだけど)。