著者のコラム一覧
孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

ガザ地区へのイスラエル地上侵攻の今後 4つに分かれた国際社会の対応

公開日: 更新日:
果たして中国の動静は…(第1回中国・アラブ諸国サミットが開催、サウジアラビアのモハンマド王子〈中央〉と、左には中国の習近平国家主席) (C)ロイター/Saudi Press Agency

 イスラエル軍が地上侵攻したパレスチナ自治区ガザを巡り、今、国際社会の対応は4つのグループに分類される。

 1つ目は、武力による抵抗を続けるグループだ。レバノンのヒズボラ、ヨルダン川西岸のパレスチナ人の一部、イエメンのフーシ派(シーア派武装集団)、シリア、イラクの武装集団の… 

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