自民“裏金”衆院議員44人の「新選挙区」はココだ! 政倫審拒否した全員を落選させるしかない【表付き】

公開日: 更新日:

「一掃」の呼びかけこそ政権交代の近道

 18~19日実施の毎日新聞の世論調査で、裏金事件の実態解明の取り組みを「国会で続けるべきだ」との回答が80%に達した。国民が望む実態解明には後ろ向きで、蒸し返されるのはゴメンとばかりに「もう済んだこと」にするのは、あまりにも虫がよすぎる。

「裏金事件の『けじめ』はあくまで自民党の論理。党内処分も身内の手続き問題に過ぎず、主権者・国民への政治責任をまるで果たそうとしない。反省ナシの裏金議員はこれ以上、国政に居座ることは許されず、議員辞職しないなら、有権者が選挙で辞めさせるしかないのです」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 次は小選挙区定数「10増10減」を受けた初の衆院選だ。15都県の区割りが大幅に変わる。別表に出馬が見込まれる新選挙区も付記した。自分の選挙区の裏金議員を確認する一助にして欲しい。

 参院から新東京7区に鞍替えする裏金822万円の丸川元五輪相も、落選運動の対象となる。二階氏の地元・新和歌山2区は、三男の世襲が内定。裏金処分で離党した世耕前参院幹事長が鞍替えし、割って入るとの見方もある。当然、両者とも落選運動リスト入りだ。

「次の衆院選は、できる範囲で『裏金議員に投票してはいけない』と周りに呼びかけるべきです」(金子勝氏)

 ANN(テレビ朝日系)の最新の世論調査では「政権交代を期待する」の答えが52%と、ついに半数を超えた。裏金議員の一掃が、期待を現実に変える近道だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  3. 3

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 4

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  5. 5

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  1. 6

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  2. 7

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  3. 8

    神宮再開発「新秩父宮ラグビー場」公聴会で大混乱…小池都政の横暴に都庁では徹夜で抗議

  4. 9

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪

  5. 10

    高市新内閣発足 歴史の暗転か超短命か…本性をあらわにした極右政権の正体と今後(前編)

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった