著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

君は4人のお父さんなんだから

公開日: 更新日:

 あたしはそんなこと思っていない。人は誰しも、生きていくのは簡単なことじゃない。けど、自分がシングルマザーであったし、地元のそういう会に顔を出し、そこで悩みや愚痴もちょこちょこ聞いているから、感情移入してしまうのは仕方ない。

 シングルマザーの人生の軌道修正は難しい。新しいパートナーは欲しいけど、その人は自分だけじゃなく子どもも愛してくれる人じゃなくてはダメ。そして、たとえ好きな人ができても、子どもに恥をかかせることなんてできない。みっともない恋愛なんてできない。惚れっぽいあたしですら息子が二十歳になるまで、どうすることもできなかった。

 それでも君しかいないと断言してくれる人が現れ、一度失敗したことに再びチャレンジするって、すごいことなんだわ。

 離党勧告を受けた彼は、確かにやんちゃすぎるきらいはあった。が、あたしにはどうしてもそんなに悪いやつには思えない。

 あえて名前は出さなかったが、その彼がこれを読んでくれることを祈って、最後にこう締めくくりたい。

「ぐだぐだいわず、謝り倒せ。だって、君は4人のお父さんなんだから。頑張れ!」

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

  2. 2

    「24時間テレビ」出演者ギャラ、視聴率目当ての偽善、CM荒稼ぎ…毎年非難ゴウゴウの“内実”に迫る

  3. 3

    「24時間マラソン」満身創痍の星野真里が完走も…募金額46%減&ゴール直前の乱入騒動に非難の嵐

  4. 4

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 5

    福井県に「大雨特別警報」が出る中での24時間テレビに意義はあったか? 識者は「災害時には災害情報を」と指摘

  1. 6

    巨人・阿部前監督「9月復帰」情報の真偽…読売グループ内には同情論も、懸案は…?

  2. 7

    サンドウィッチマン伊達で“黄色信号”再点灯…芸能界から「ぽっちゃりキャラ」が消える日

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  5. 10

    つんく♂の妻を演じる北川景子は寄付金着服問題がくすぶる「24時間テレビ」を救えるか?