国民民主×維新で繰り返される醜悪な綱引き…だから石破首相は妙に余裕シャクシャク

公開日: 更新日:

またしても手柄取り合戦

 国民民主と維新は「対決より解決」で張り合っている。“元祖”の国民民主は、古川代表代行が4日の年頭記者会見で「具体的な政策ごとに協議し、実現を目指す」と発言。維新の前原共同代表も4日、「少数与党の国会で単に反対するのではなく、政策の実現を図る」と強調していた。

「現状123万円となっている年収の壁の引き上げについて、玉木代表(役職停止中)が『150万円以上は絶対だ』と、もともと要求してきた178万円から下げたのも落としどころを探してのことだろう。最終的に引き上げられなければ、政策実現できなかったということになり、国民民主の支持率が下がる。自民はそこをよくわかっているから、最後に国民民主のメンツを保つ形に持っていく。その交渉で維新の存在をちらつかせる」(前出の自民党関係者)

 維新は維新で支持率ジリ貧。今夏の参院選に向け、存在感を示して党勢を回復させたい。そこをわかったうえで、自公は維新と教育無償化に関する実務者協議を年末にスタートさせている。

 結局、国民民主と維新が手柄取り合戦でしのぎを削り、自民は両方を取り込んで、新年度予算案成立? 昨年末と同じ光景が繰り返される。石破首相が余裕をかますわけだ。

  ◇  ◇  ◇

 裏金問題は逮捕者まで出す大事件だったにもかかわらず、国会質疑ではノラリクラリとはぐらかす自民党の面々。厚顔無恥な姿勢から「ゾンビ政党」などと揶揄する声も出たが、「死んだふり」は長くは持たなかった――。●関連記事『【もっと読む】ゾンビ政党の本領発揮!自民党で進む議員グループ化に《新たな派閥づくり》と国民怒り』で詳報している。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  2. 2

    高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

  3. 3

    高市陣営の「中傷動画」疑惑拡大に自民議員ビクビク…“被害者”枝野幸男氏にSNSで「動け」コメント殺到

  4. 4

    市場にも見透かされる一時しのぎ ドーカツ円買い介入もやっているふり

  5. 5

    高市ドン引き外交またも炸裂! 豪首相をファーストネーム呼び、“絵文字”付きサイン…識者「デリカシーなし」とバッサリ

  1. 6

    高市支持“大派閥構想”は自民の醜い政局ゴッコ 将来の総裁候補も大ボス麻生太郎氏も実態は面従腹背

  2. 7

    高市陣営「誹謗中傷」動画疑惑が拡大か? 衆院選で野党候補を次々ディスり、「自分もやられたかも」の声続出

  3. 8

    チンピラ維新が「選挙妨害規制」をブチ上げるバカらしさ 識者も「立法事実は乏しい」とバッサリ

  4. 9

    予備費は枯渇、夏の値上げラッシュも確実なのに…それでも高市首相が補正予算編成をゴネる理由

  5. 10

    皇位継承安定へ「旧宮家養子案」…中道容認報道に枝野幸男元代表ら立憲出身者が激オコ猛反発の波紋

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?