国民民主・玉木代表が迫られる“踏み絵”…首相指名めぐり野党から推す声、高市自民からもラブコール
自民党の高市早苗総裁(64)は新執行部を立ち上げて滑り出したが、「ポスト石破」を選ぶ臨時国会の召集メドが立たない。当初見込まれた15日からどんどん後ろ倒し。20日以降となる公算が大きい。タカ派の上、「政治とカネ」に無頓着な高市氏に公明党が嫌悪感を隠さず、連立合意が難航しているからだ。首相指名選挙をめぐり、野党内からは国民民主党の玉木雄一郎代表(56)を推す声が上がる。高市氏からもモーションをかけられるモテ男は、どの手を握るのか。いずれにせよ、キモい展開である。
■立憲は「玉木さんでまとまるなら有力候補」
公明の高市アレルギーは重症だ。温厚な人柄で知られる斉藤鉄夫代表(73)が8日配信のユーチューブ番組で、「連立しないということは(首相指名選挙で)『高市早苗』と書かないということだ」と明言。党本部や政党支部などに限定するよう求めている企業・団体献金をめぐり、「少なくとも(政治資金を)透明にするために受け皿を一定程度絞っていくのは当然努力すべき目標ではないか」と語気を強めた。収録は高市氏と7日に会談した直後だから、憤懣やるかたない様子がうかがえる。