予算修正協議など姑息だ 自民党政権は「庶民の敵」もうハッキリしているのだ

公開日: 更新日:

インフレを放置し、がん患者には死の宣告

花を持たせれば国民は見放す(日本維新の会・前原誠司共同代表、国民民主・玉木雄一郎代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

 与党は野党との予算修正協議を急いでいるが、安易な妥協で自公政権を生き延ばせたところで、この国の経済と暮らしは変わるのか。裏金に頬かむりし、のど元過ぎれば何とやらで、庶民いじめメニューを企む政権は一度下野させる以外なし。

  ◇  ◇  ◇

「各党の提案にしっかり耳を傾けて、良いものをまとめてほしい」

 石破首相は13日も自民党の小野寺政調会長と官邸で面会し、そう指示を飛ばした。自公与党が2025年度政府予算案への賛成取り付けに向け、野党との修正協議を急いでいる。

 予算案を確実に年度内で成立させるには3月2日までの衆院通過が必要だ。しかし石破政権は衆院で半数割れの少数与党の立場。予算案成立には、野党の協力は欠かせず、要求を受け入れた予算案修正は不可避の情勢だ。

 予算案の修正には1~2週間はかかり、逆算すれば今週から来週が協議のヤマ場。自公与党が野党切り崩しの第1のターゲットに据えるのは日本維新の会だ。 

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