26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

公開日: 更新日:

 元タレント・中居正広女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」を巡って、“天皇”と呼ばれる日枝久取締役相談役に株主が辞任要求を突きつけ、話題を呼んでいる。

 フジ・メディア・ホールディングスの大株主「ダルトン・インベストメンツ」が3日付でフジ側に書簡を送り、日枝氏を「独裁者」と表現した上でクビを求めたのだ。

 SNSは「日枝をクビにしろ」と大炎上。この状況を苦々しげに見ているのが、東京都の“女帝”こと小池知事だ。肝いりの「巨大噴水」事業が「日枝案件」だと露見し、問題が自らに飛び火したからだ。

 小池知事肝いりの巨大噴水とは、お台場海浜公園(港区)の水域に整備する「ODAIBAファウンテン(仮称)」で、幅250メートル、噴水の高さは150メートルという世界最大級の規模だ。2025年度末に完成予定で、整備費は約26億円に上る。整備を要望したのは、お台場地域の複数業者からなる「一般社団法人 東京臨海副都心まちづくり協議会」。理事長が日枝氏であるため「日枝案件」とみられているのだ。

 日刊ゲンダイを含めた複数メディアの報道で、都とフジテレビの接点が浮き彫りになったことに小池知事はおかんむりのようだ。先月31日の定例会見で、噴水事業について聞かれると嫌そうな表情を浮かべ、こう答えていた。

「噴水はお台場だけではありません。代々木などさまざまな公園での噴水ということで、噴水一括りという形で進めているものでございます」

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒