吉村大阪府知事が備蓄米放出にここぞと便乗…「お米クーポン第4弾」期間延長で「ごっつぁん」アピール
■子ども食堂のコメは減量
山田けんた府議(枚方市)が言う。
「行政の所得再分配の機能に照らせば、所得制限のない配布は『バラマキ』とのそしりを免れません。子ども・子育て支援をうたう一方、府内の子ども食堂に対する支援事業のコメは従来の5キロから2キロに減らしており、一貫性に欠けます。子ども食堂からの陳情を受け、府にコメ5キロへ戻すよう要望したところです」
政策的な一貫性がなくても、吉村知事はお構いなし。しょせん、選挙対策に過ぎないからだ。
「まるで大型選挙にあわせたかのように、『お米クーポン』を配布しています。2023年の第1弾の申請期間中は統一地方選、24年の第3弾は衆院選、そして今回の第4弾は参院選が重なる。府内はいまだ維新の牙城ですが、国政で野党第1党を目指した時ほどの勢いはありません。ますます『地域政党』の感が鮮明になるばかり。これから吉村知事は、住民投票で2回否決された都構想に再び挑むとみられます。悲願達成の足固めとして、有権者の歓心を買うのに必死なのでしょう」(府政関係者)