備蓄米「随意契約」で進次郎農相vs自民農水族が火花バチバチも…透ける「農家票」集めへのデキレース感
石破政権を支える党幹事長としての立場を意識しつつも、農家に寄り添う姿勢を見せていた。
バトルは「進次郎vs森山・野村」の構図に見えるのだが、農政に詳しい自民党関係者はこう言う。
■参院選向け「農家票」対策
「森山さんは進次郎さんがやっていることを容認している。というか、進次郎人気で自民党の支持率が上がるなら御の字。むしろ森山さんが進次郎さんを意のままに動かしていると言ってもいい。それに、野村発言は森山さんがあえて言わせた可能性すらある。『役割分担』ですよ。森山さんにとって、いま最も重要なのは7月に予定される参院選です。進次郎さんが消費者目線で発信するので、生産者の農家票が野党へ流れてしまいかねない。それを防ぐため、農家寄りの姿勢を見せる必要がある。進次郎さんを使って農政を改革しつつ、やり過ぎないようにコントロールしている」
森山氏は31日の講演後、コメの適正な販売価格は「5キロ3000~3200円。安ければいいというものではない」とも言っていた。価格を誘導する狙いがあるのか。前出の自民党関係者は「進次郎への牽制」とみる。