6.22都議選どうなる? 第1党争いは都ファ「水の女帝」vs自民「コメ将軍」の様相、玉木国民には大逆風

公開日: 更新日:

国民民主党・玉木代表は開き直り演説

 選挙戦はさながら「コメ将軍vs水の女帝」の図式だが、この戦いに割って入ろうと企んでいるのが、不倫騒動と何かと縁がある玉木雄一郎衆院議員が率いる国民民主党だ。初の議席獲得を狙い、18人を擁立。ただでさえ「良くて2ケタ議席に届くかどうか」(前出の都政関係者)なのに「山尾問題」で大炎上中。参院選比例代表に擁立した山尾志桜里元衆院議員の公認内定を取り消し、機能不全の党執行部も猛批判にさらされている。

 玉木氏は13日、八丈島で第一声を終えると、大田区のJR蒲田駅前でマイクを握った。区部では初めての街頭演説だったが、「山尾問題」に関しては「いろいろお騒がせして申し訳ありません」とひと言で片付け、「改めて原点に立ち返る機会をいただいたと思っています」「私たちの原点は『対決より解決』です」と開き直った。

 演説後、フリー記者が再三にわたって「なぜ山尾さんの名前を出さなかったのか」と問いかけたが、玉木氏はガン無視。

 そんな狭量で、口達者な進次郎氏や小池氏に太刀打ちできます?

  ◇  ◇  ◇

 都議選では石丸新党「再生の道」も注目されるはずだったが、スタートすると意外な展開に…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    随意契約“小泉米”をホメているのは新聞とテレビだけ…専門家の評判はからっきし

  2. 2

    石丸現象は完全消滅…都議選で自民党と並ぶ42人擁立も新党「再生の道」は壊滅危機

  3. 3

    山尾志桜里氏「みそぎ」の出馬会見で火に油…延々2時間半「すみません」連呼、8年前の不倫報道には“完黙”

  4. 4

    国民民主党の凋落が止まらない…東京都議選の目標議席「11→5」にシレッと“下方修正”の哀れ

  5. 5

    進次郎農相の“JA憎し”どこまで…「古古古古米」込み20万トン再放出の“逆兵糧攻め”で宿敵つぶしに躍起

  1. 6

    山尾志桜里氏が参院選「公認取り消し」に至るまで…玉木国民民主またポンコツぶり露呈

  2. 7

    コメ高騰と備蓄米叩き売りで進次郎農相・自民農水族・財務省が“焼け太り”…輸入拡大ならトランプ大統領もニンマリか

  3. 8

    福岡厚労相ついに“白旗”…健康保険証の代わり「資格確認書」の一律送付「最後は自治体の判断に委ねる」

  4. 9

    参院選の争点に浮上か? 野党3党がガソリン「暫定税率廃止」法案を共同提出する深謀遠慮

  5. 10

    自民党の大嘘…12年前に掲げた「農業・農村全体の所得を今後10年間で倍増」はどうなった?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波