皇室と漫画…あり方が問われる今読むべきは『昭和天皇物語』
最近、三笠宮家の当主になった彬子女王が書いた『赤と青のガウン オックスフォード留学記』(PHP文庫)は43万部のベストセラーになった。私も目を通してみたが、皇族ならではの留学記で、とても興味深いものだった。
その本が今度マンガになった。マンガを描いたのは池辺葵という女性の漫画家である。今回は第1巻なので、続刊が予定されているのだろう。発売元は新潮社で、こちらも売れている。
皇室のことがマンガになるのはいかにも現代を感じさせるが、実は、ほかにもそうしたマンガは出ている。現在の上皇夫妻を取り上げた『明仁天皇物語』は小学館から刊行されており、マンガを描いているのは古谷兎丸である。私はたまたま、この漫画家に会ったことがあるが、ブラックな作風であるだけに、上皇夫妻を描くのは意外な感じがした。
ただ、『明仁天皇物語』は1巻だけで、これだけではもったいないという声もあがっている。それも同じ小学館からは、『昭和天皇物語』が刊行されており、そちらは全部で18巻にも及んでいるからである。読みごたえは断然違う。

















