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島田裕巳宗教学者、作家

1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。宗教学者、作家。現在、東京通信大学非常勤講師。「葬式は、要らない」「死に方の思想」「日本の新宗教」、「日本人にとって皇室とは何か」など著書多数。

皇室と漫画…あり方が問われる今読むべきは『昭和天皇物語』

公開日: 更新日:

 最近、三笠宮家の当主になった彬子女王が書いた『赤と青のガウン オックスフォード留学記』(PHP文庫)は43万部のベストセラーになった。私も目を通してみたが、皇族ならではの留学記で、とても興味深いものだった。

 その本が今度マンガになった。マンガを描いたのは池辺葵という女性の漫画家である。今回は第1巻なので、続刊が予定されているのだろう。発売元は新潮社で、こちらも売れている。

 皇室のことがマンガになるのはいかにも現代を感じさせるが、実は、ほかにもそうしたマンガは出ている。現在の上皇夫妻を取り上げた『明仁天皇物語』は小学館から刊行されており、マンガを描いているのは古谷兎丸である。私はたまたま、この漫画家に会ったことがあるが、ブラックな作風であるだけに、上皇夫妻を描くのは意外な感じがした。

 ただ、『明仁天皇物語』は1巻だけで、これだけではもったいないという声もあがっている。それも同じ小学館からは、『昭和天皇物語』が刊行されており、そちらは全部で18巻にも及んでいるからである。読みごたえは断然違う。

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