参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

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 参政党は参院選期間中もメディアを排除してきた。大手紙記者が参政党のさや(東京選挙区)の個人演説会を訪れても、「事前申請」が必要とのことで取材を拒否されたという。

 一連の取材対応の理由について、日刊ゲンダイ記者が参政党に問い合わせたところ、担当者にメールで質問事項を提出するよう求められた。記者が「質問の回答をもらえるのか」と確認すると、担当者は「答えるとも答えないとも言っていない」と言い放った。結局、質問事項をメールしても、期限までに回答はなかった。

 フリージャーナリストの横田一氏は「私も参院選の取材で参政党から排除された」とこう話す。

「17日に大阪や京都の街頭演説会場で神谷代表の囲み取材に入ろうとすると、党スタッフに制止され、取材が認められませんでした。それまでは街頭演説会場で神谷代表に取材できていたので、理由を聞くと『事前登録が必要』『本部からの指示』とのこと。党から取材対応の案内メールが来ていたが、事前登録の説明はなかった。都合の悪い質問をする記者を排除していると捉えられても仕方ないでしょう」

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