維新またゴタゴタ…現職代議士3人が藤田執行部に反発し集団離党の「同床異夢」
中司幹事長を中心に4日までアンケートやヒアリングを実施していた。記者から「調査が離党に影響したのか」と質問が上がると、斉木氏がすぐさま反応し、「秘書の身分うんぬんで離党という重い決断はしない。公設の方を私設にすれば内規があっても親族でも雇用できる、というのが実態ですので」と論点ずらし。「3人とも親族を公設秘書にしていないのですね」との確認に対し、守島が「私はありません」とキッパリ否定した一方、斉木は目を泳がせたのち、「私は雇用はしていますね」と回答。「そこにいるんですけど、息子がいまユーチューブライブをやっている」と指さし、こう熱弁をふるった。
「デジタルの対応は20代の方が圧倒的に強い。いま(議員)会館はひとり事務所で彼しか置いていない。女性事務員も雇用していません。動画編集の専門技術もあるので、雇用したいと中司さんには申し上げた」
「戦力」「スキルの高い者」と強調し、「維新の会のユーチューブチャンネルよりビュー(再生回数)があると思う。そういうコンテンツを作れる才能を優先すべき」と言っていたが、会見のライブ中継はイマイチ。マイクは記者のタイピング音を拾いまくり、発言内容が不明瞭な上、途中から阿部がフレームアウトしていた。再生回数も勝っているとは言い難い。
語るに落ちる──維新らしい離反劇だ。
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