高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避
「ボクは保守中道だ」と主張
こうした事態を予測し、前回総裁選で小林氏を支援したある自民党関係者は、高市氏との一本化を要請した。「今回は1回休むべきじゃないか」と小林氏に不出馬を勧めたが、本人は拒否。「ボクは保守中道で、高市さんのような極端な保守派ではない」と訴え、あくまで出馬に前向きな姿勢を示したという。そしてついに10日夜には、各紙が出馬の意向を固めた、などと報じられた。
「小林さんは前回の総裁選初出馬で知名度がグッと上がったのに、今回見送れば、また埋没してしまうかもしれない。本人は、勝てなくとも出続けることで顔と名前を売るべきと考えているはずです」(官邸事情通)
現状のままだと、保守票の分裂が必至なことは、高市本人も分かっているようだ。閣僚経験者とは思えないほど地道な「票固め」に邁進し、「参院選後に安倍元首相の地元・山口に入り、参加者わずか100人程度の集会に出席していた」(県政関係者)という。
今月末には都内の定員300人ほどの小規模ホールで行われる集会にも駆け付ける予定だ。
「当選10回のベテランで、閣僚のみならず党役員まで務めた高市さんが、これだけミニ集会に出向くとは驚きです。ここまで票固めに力を入れるのは、焦りの裏返しでもあるのでしょう」(前出の官邸事情通)
意欲満々の小林氏の存在に焦る高市氏。保守系総裁候補は食い合い、共倒れしかねない状況だ。
「いまや2人とも党内保守派の代表格となっています。しかし、ある党重鎮は『高市も小林も以前はこんなに右寄りじゃなかった。もっとフラットだったはずだよなぁ……』とこぼしています。選挙戦中に正体を露呈し、2人とも支持を失う展開もあるかもしれません」(前出の永田町関係者)
まさかの“ビジネス右翼”か。党員のみならず、全国民が注視すべきだ。
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