進次郎農相が自民総裁選に出馬表明も刷新感ゼロ…早くもコメ増産政策に綻び、「実行力」むしろマイナス

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さもしい票欲しさ、農水族の術中にハマる愚かさ

 進次郎氏は前回の公約に選択的夫婦別姓制度の導入を掲げたが、今回は封印する。保守系からも支持を集めたいからで、票欲しさに自分の信念を曲げる姿はさもしい。そもそも信念があるのかさえ疑わしいが、世間が期待を寄せる「刷新感」はゼロ。もっと言えば、次期首相に必要な「実行力」はマイナスである。

 進次郎氏といえばコメ政策が命。石破政権下で打ち出した「減反から増産へ」を総裁選の金看板に掲げるに違いないが、早くも綻びが生じている。

 農水省は来年度予算の概算要求で「水田活用の直接支払交付金」を温存した。「減反補助金」とも呼ばれ、麦や大豆のほか、主食用から飼料用に転作しても受け取れるため、事実上の減反政策の推進に使われてきた。

 要求額は今年度と同額の2760億円。概算要求総額の1割超を占める。一方、コメ増産に伴う輸出拡大支援の「新市場開拓促進事業」に200億円を計上し、今年度の110億円からほぼ倍増させたが、減反補助金の10分の1に満たない。増産への本気度に疑問符がつく概算要求なのである。

 農水省の担当者は「自給率向上のため、転作により国産の麦や大豆を増やすのも重要。大臣も理解されている」(農産局企画課)と語り、進次郎氏は「(交付金を)大きく動かすのは令和9(27)年度。まだ大きく動かすべきじゃない」と逃げ口上を平然とたれるのだ。

「コメ政策の大転換に反発する自民党農水族の働きかけにより、実は概算要求には『需要に応じた増産』との文言が盛り込まれた。需要が減れば生産量を抑えるようにも読め、従来の減反を継続させる骨抜き策です」(農水省関係者)

 そんな意図を知ってか知らずか、進次郎氏は会見で「需要に応じた増産」と連呼している。コメ政策の大転換は立ち消え必至。ウソになるのは時間の問題だ。

  ◇  ◇  ◇

 小泉氏は総理候補としては賛否両論。さらに妻でフリーアナウンサーの滝川クリステル(47)の存在が、小泉氏「否定派」には大きく影響しているようで……。●関連記事【もっと読む】『総理候補の小泉進次郎氏が注目される裏で…妻・滝川クリステルが「ネットの虚偽」に警告も止まぬ批判』で詳報している。

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