高市総裁は就任早々から人事で大混乱…女性応援団たちに“麻市内閣”ポストの目はあるのか?

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「党4役の半数を麻生派に差し出したことから分かるように、人事権を握るのは麻生氏。高市氏と近くても、麻生氏のお眼鏡にかなわなければ処遇されない。大臣経験のない貴子氏が閣僚経験者が就く広報本部長に引き上げられたのは、『石破おろし』の火付け役となったご褒美。口火を切った笹川博義農水副大臣(旧茂木派)とほぼ同着で、発信力の高さが評価された」(自民中堅議員)

■濃ゆい顔ぶれの処遇は?

 となると、女性応援団はどうなるのか。推薦人になったのは旧安倍派の松島みどり元法相(69=衆⑧)、片山さつき元女性活躍相(66=参③衆①)、生稲晃子外務大臣政務官(57=参①)。それに旧茂木派の小野田紀美参院内閣委員長(42=参②)だ。旧安倍派の山谷えり子元国家公安委員長(75=参④衆①)と高橋はるみ前北海道知事(71=参②)も行動を共にした。濃ゆい顔ぶれだが、大臣の目があるのか。

「松島氏は投開票会場で高市氏の左隣に陣取り、目立っていましたが、1年前は上川陽子元法相を支援した外様。うちわ配布で大臣辞任に追い込まれたスネ傷です。山谷氏は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と深く、裏金問題も抱える。片山氏はあの性格で味方が多くない。期待ほど処遇されず、ひと悶着ありそうです」(自民関係者)

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