参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

公開日: 更新日:

 選挙期間中も、両者は親密っぷりをアピール。宮元市長は告示日、同時に行われた市議選に出馬していた参政党候補の個人演説会に出席。演説会には、神谷も東京から駆けつけていた。参政党関係者のSNSには、宮元市長と神谷が並んでガッツポーズする写真が投稿されている。

 現職市議のひとりは「自公推薦への逆風だけでなく、参政党との関係が市長の敗因のひとつではないか」と、こう続ける。

「宮元市長の参政党との“癒着”に対し、市民には反感が高まっています。たしかに石川県は保守王国ですが、市民から『参政党の極右思想にはついていけない』との声が上がっている。自民党市議の中でも、市長と参政党の関係を良く思わず、一歩引いた態度を取る者もいる。参政党との接近は、逆効果だったと思います」

■政党支持率も下落

 共同通信が6日発表した世論調査で、参政党の政党支持率は先月から2.8ポイント下落し、8.1%だった。国民民主(9.6%)に野党1位を奪われ、立憲民主(8.8%)にも追い抜かれてしまった。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞