高市首相が労働時間規制緩和ゴリ押し屁理屈 国会答弁で「副業で健康損なう」のトンデモ論法

公開日: 更新日:

 現状、時間外労働(休日労働は含まない)の上限は原則として月45時間・年360時間に定められているが、厚労省の調査によれば、裁量労働制が適用されていない労働者でも4.6%が「1カ月の時間外労働が80時間以上」に迫る。うつ病などの精神障害で労災認定された件数は2018年から右肩上がりで増え続けているのが実情だ。

 現行の規制が十分に機能していないうえ、「柔軟な働き方の環境整備」の名の下に、副業・兼業を「新たな技術の開発、オープンイノベーションや起業の手段、第二の人生の準備として有効」とうたって推進してきたのは政府である。これまで副業を奨励しておきながら副業の健康リスクを理由に残業規制を緩和しようとするとは、マッチポンプ以外の何物でもない。

 高市首相は屁理屈をこねる前に、生活費を稼ぐために無理せざるを得ない労働者がいる惨状を改善しようとは思わないのか。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権が掲げる政策の危うさ、マヤカシにつしては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」