こんな暴挙、暴政を許すのか…議員定数削減「爆弾条項」の前代未聞

公開日: 更新日:

権力オバケ+弱肉強食+排外主義で過半数

数の力にモノ言わせる(C)共同通信社

 政権維持のために勝手に高市総裁が約束した維新との連立合意。のけぞるような中身だったが、自民党は連立維持のために抵抗するでもなく、次々と受け入れている。なかでも議員定数作戦法案の時限爆弾には唖然だ。この国の形も民主主義も壊されていく恐怖。

  ◇  ◇  ◇

 身もフタもない「絶対になってやる」宣言から1カ月半あまり。高市首相が「ガラスの天井」を破り、権力オバケの自民党が政権を維持するために日本維新の会と手を組んだ結果、この国の民主主義はアッという間に風前のともしびだ。怖すぎる。高市自民は、維新の藤田執行部とモメて除名された無所属のトンデモ3人組を衆院会派に引き入れ、衆院過半数(233)を確保。強気に拍車がかかっている。

 後半に入った臨時国会で焦点となっているのが、自維与党が5日にも衆院に提出する定数削減法案。連立政権合意書をまとめるにあたり、金権腐敗の温床である企業・団体献金の禁止を維新が引っ込める代わりに、大阪府知事の吉村代表が「政治改革のセンターピン」とか言って持ち出してきたカムフラージュだ。合意書に「衆院議員定数(465)の1割削減」を書き込ませた吉村は当初、対象を「比例区50」と主張したが、暴論過ぎて相手にされず、1日の高市との党首会談で「小選挙区25、比例区20」に後退させた。理念とは全く無縁。維新の決まり文句「身を切る改革」を言いたいがための代物である。

 唖然とする展開は続く。維新は「1割を目標として、削減する」と記した法案に時限爆弾を仕込んだ。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,353文字/全文3,007文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  2. 2

    高市陣営の「中傷動画」疑惑拡大に自民議員ビクビク…“被害者”枝野幸男氏にSNSで「動け」コメント殺到

  3. 3

    高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

  4. 4

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 5

    高市ドン引き外交またも炸裂! 豪首相をファーストネーム呼び、“絵文字”付きサイン…識者「デリカシーなし」とバッサリ

  1. 6

    皇位継承安定へ「旧宮家養子案」…中道容認報道に枝野幸男元代表ら立憲出身者が激オコ猛反発の波紋

  2. 7

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった

  3. 8

    国民は改憲よりも暮らしだ 血道を上げているのは勘違いの極右政権だけ

  4. 9

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り

  5. 10

    高市支持“大派閥構想”は自民の醜い政局ゴッコ 将来の総裁候補も大ボス麻生太郎氏も実態は面従腹背

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  2. 2

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  3. 3

    ヘタクソ女子プロはすぐバレる!ツアー史上最短「98ヤード」の15番のカラクリ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    SixTONESが日テレ「24時間テレビ」出演発表で次に“熱愛”が撮られるメンバーとファンが喜べない事情

  3. 8

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  4. 9

    小結高安を怒らせた? 横綱豊昇龍が初日黒星でいきなりアクシデント→休場の自業自得

  5. 10

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった