混乱必至、効果なし…場当たりで無定見の消費税減税じゃ全然駄目だ

公開日: 更新日:

人気欲しさに際限なきバラマキ策の様相

アッという間に逆戻り(C)共同通信社

 その場しのぎの政策で、支持率維持しか頭にない高市政権が食品の消費税1%に向けて動き出したが、バカげたことをやるものだ。財源なし、2年限定、外食産業にも補助金、益税温存と綻びだらけの支離滅裂。無責任で野放図な積極財政の挙げ句、日本経済はどうなるのか。

  ◇  ◇  ◇

「悲願のゼロ」から「1%の奇策」にカジを切った。食料品の2年限定の消費税減税を巡り、政府が来年4月から税率1%に引き下げの方向で調整に入った。今月下旬にも高市首相が最終判断する。

 1%に向けて動き出した理由は、レジのシステム改修に要する時間だ。経産省は3日、超党派の「社会保障国民会議」の実務者会議で改修期間の見解を示し、税率ゼロだと準備期間は「1年程度」、1%なら「半年程度」で対応可能と説明。これを踏まえた判断らしいが、何を今さらだ。レジシステムで割り算のできない「0%の特殊性」は、前任の石破政権の頃から、とうに指摘されてきたことだ。

 高市は「私の悲願」とか言って「2年限定の飲食料品の消費税ゼロ」を衆院選公約に掲げたものの、バカ勝ち後はのらりくらりで… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,799文字/全文3,279文字)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    沖縄自民に“下地ショック”の余波…注目の県知事選で古謝陣営が「進次郎の奇跡」待望も不発は必至

  2. 2

    やはり名ばかりだったOTC類似薬保険除外の「配慮措置」…低所得者1770万人、患者の95%が排除される

  3. 3

    “乱舞”する真偽不明の閣僚名簿…高市首相が「鈴木貴子広報本部長」の入閣を狙うワケ

  4. 4

    高市内閣“小幅”改造の真の目的…首相は「挙党体制」を建前に党総裁選のライバル潰しに虎視眈々

  5. 5

    自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”

  1. 6

    高市の弁明、反論はもうたくさんだ 止まらない「円安・物価高・概算要求ショック」の三重苦

  2. 7

    9.13沖縄県知事選で“与ゆ党”総力戦 「古謝リード」で深まる不信…ドン引き広げる「土下座支援」

  3. 8

    極まる独善、鳥肌モノの女優仕草…高市早苗も「神宣言」していた! 福岡・金銭授受疑惑で激怒「名前を使わせない」

  4. 9

    中道改革連合ついに分裂も”めげない”舞台裏で抱く意外な野望…野党再編は一旦、仕切り直し

  5. 10

    大手新聞は書かないが、これが「真相」だ 米国に完全否定されたサナエノミクスのデタラメ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「24時間テレビ」SixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK出演にSNSでは抗議の声も…彬子女王と伊藤穰一氏をつなぐ「裏千家」とブータン王室の深い関係

  4. 4

    (2)「おニャン子クラブ」の二の舞いを回避した「順位付け」という競争原理はグループを飛躍的に活性化させた

  5. 5

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  1. 6

    一発で免許停止も…9月から法定速度改正「時速30キロ」生活道路の見分け方

  2. 7

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  3. 8

    自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”

  4. 9

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 10

    止まらない「人手不足倒産」…8月は過去最多を記録、もはや“ブラック企業”は成り立たない