“目詰まり”強弁の政府ついに「ナフサ備蓄」言い出すも実現にハードル…専門家も「場当たり的」とバッサリ
コネクトエネルギー合同会社CEOの境野春彦氏が言う。
「赤沢大臣も認めているように、ナフサ自体は揮発性が極めて高く、ガソリンよりも保管コストがかかります。当然、危険物なので厳重な管理が欠かせない。マイナス170度近くまで冷却して貯蔵するLNGの備蓄基地が国内にないのと同じ理屈で、莫大な保管コストがかかるから誰もやりたがらないでしょう。ナフサ自体の備蓄は非現実的です。そもそも、ナフサは分留されたらすぐに原料として処理されるため、運転在庫は常に0.5カ月程度しかないのです」
残る道は、ナフサ由来の石化製品の在庫を積むか、大本の原油備蓄を増やすかだ。
「原油備蓄増はまだしも、多岐にわたるナフサ由来製品をどのように備蓄するのでしょうか。政府はナフサ不足に『量は足りている』『流通の目詰まりが原因』と言い続けていますが、フタを開けてみれば『備蓄が必要』です。非常に場当たり的だと言わざるを得ません」(境野春彦氏)
国産ナフサの価格(7~9月)はキロリットルあたり11万円を突破した。ナフサ狂騒はまだまだ終わりそうにない。


















