インド太平洋でも深まる高市首相の孤立 プーチン総攻撃で狭まる包囲網…岩盤保守層に媚びる「遥拝」で刺激

公開日: 更新日:

プーチン大統領はシメシメの展開

 内閣支持率が急落し、求心力低下も著しい高市首相は弱り目にたたり目だ。終戦の日の靖国神社参拝は見送りをにおわせていたが、全国戦没者追悼式が開かれた日本武道館の駐車場で「遥拝」を強行。数百メートル離れた壁越しの靖国に神道形式の「二拝二拍手一拝」で拝礼し、岩盤保守層にアピールしたものの、これまた悪手になりそうだ。高市首相の言動で日中関係は戦後最悪。「高市首相が延命する限りパンダ貸与はない」(日中外交筋)と強硬姿勢を崩さない中、攻撃材料を与えたようなもの。習近平国家主席との蜜月演出を志向するプーチン大統領にはシメシメの展開だ。

 筑波大名誉教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう言う。

「プーチン氏の北方領土訪問は第2次大戦の戦勝国であったことを国内外にアピールし、ウクライナ侵略でも勝利を収めるとの宣言です。国内の厭戦ムードを吹き飛ばすには大国の威信を守る必要があり、高市政権を毛嫌いする習近平氏との関係強化が最も効果的。8月31日からキルギスで開催されるSCO(上海協力機構)首脳会議では中ロ首脳会議もセットされており、9月3日はプーチン政権が2023年に名称変更した対日戦勝記念日。ボルテージを上げてきそうです」

 高市叩きが本格化するのはこれからだ。

  ◇  ◇  ◇

 茂木氏の抗議を一蹴したロシア側の思惑とは。関連記事【もっと読む】『プーチン初の択捉島訪問に高市首相・茂木外相が抗議もロシアが一蹴のワケ…見透かされた日本の“なんちゃって抗議”』で詳しく報じている。

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