盗んだ下着を物干しに吊して持ち主に返却…76歳パンティー泥棒ナゾの犯行とその動機

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 藤田容疑者はさらに同年10~11月の間に、玉野市内の団体職員の女性(68)宅に侵入し、庭に干してあったピンクやベージュ、グレーなどの女性用ショーツ5枚(計1000円相当)を盗んだ。後日、女性が仕事を終え、午後2時ごろに帰宅したところ、玄関先に紙袋がポツンと置いてあった。女性が紙袋の中身を確認すると、以前、盗まれた下着が入っていた。そこには他人の女性用下着も交じっていて、女性は「5枚以外は私のものではありません」と話しているという。

 調べに対し、藤田容疑者は「いずれの件も覚えていません」と容疑を否認していることから、動機を含めてなぜ下着を干したり、返却したのかは分かっていない。

「21年6月以降、同じような手口の事件が相次ぎ、警察に『自宅の物干しに女性用の下着が干してあった』という相談が十数件寄せられていた。被害に遭った住宅は、玉野市内の2つの地域に集中していた。住宅街のため、付近には防犯カメラもあまり設置されておらず、聞き込み捜査などを続けていた。藤田は1人暮らしで寂しい生活を送っていたようだ。自宅からは十数枚の女性用下着が見つかった」(前出の捜査事情通)

 盗んだパンティーを返却しに戻ったばかりに不法侵入で逮捕されるとは、マヌケとしか言いようがない。

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