撮り鉄オタク6人“キセル万引”の大き過ぎる代償…万博グッズ転売目的に関西遠征

公開日: 更新日:

「サンリオの『ハローキティ』やファミリアの『ファミちゃん』とのコラボ商品など、高額で転売できる限定グッズの販売時期を狙い、日帰りで遠征していた。平原は『過去に万引したグッズをフリマサイトで転売して23万円ぐらいの売り上げになった』と話している」(捜査事情通)

 6人は各自、東京駅に集まり、150円の入場券を購入して改札を通過し、新幹線にバラバラに乗車。それぞれ車両を移動しながら検札を逃れ、新神戸駅で下車した。

鉄道会社から多額の請求も

「手前の新大阪駅は駅員の人数が多く、警備が厳しいため、監視の目が手薄な新神戸駅で降りていた。平原らは『無賃乗車は当たり前』と供述しているように、撮り鉄の間では新神戸駅のチェックが緩いことは共通認識だった。河野だけは、後続の新幹線で遅れてやってきたため、新大阪駅で改札を強行突破していた。駅の防犯カメラにその様子が記録されていた」(前出の捜査事情通)

 無職の1人を除き、男5人は首都圏の中堅私大に通う現役大学生だ。大学から厳しい処分を受けるだけでなく、メディアで顔と氏名を報じられ、就職活動も厳しくなるだろう。

 さらに、これまで全国各地でキセルを繰り返していたことが立証されれば、鉄道各社から、通常の運賃を超えた多額の過料を科される可能性もある。

 キセル万引の代償はあまりにも大きい。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理