キャバ嬢送迎ひき逃げ事件で発覚 白タク運営会社の過酷すぎるフル稼働労働とズサンな管理体制
死亡した高橋さんは舞台や人気テレビドラマ、大手企業のCMに出演していた。
送迎サービス会社は東京の神田、池袋、新橋にある12店舗のキャバクラ店と提携し、手広く送迎業務を展開していた。
「小山田はもともと白タクのドライバーをしていて、今回、書類送検された62歳の渉外担当の女の夫が会社の代表だった。数年前に代表が亡くなり、ナンバー2だった小山田が業務を引き継ぎ、一昨年、会社を設立。登記上は医療機関や福祉施設の送迎や介護タクシー、高齢者の生活支援サービスとなっているが、実際は『キャバ嬢専用』の送迎が目的で、それしかしていなかった」(捜査事情通)
■1年で売り上げ1億7000万円
渉外担当の女が運営のノウハウを受け継ぎ、44人の送迎要員の中から当日稼働できるドライバーにLINEで配車ルートを指示していた。2024年10月から事件を起こすまでのわずか約1年間で、1億7000万円を売り上げていた。
「小山田の月給は100万円、経理担当は90万円、配車担当は110万円だった。利用料金はタクシーに比べて約7割も安く、走行距離に応じて、キャバクラ店から代金が支払われていた。キャバクラ側にしたら、深夜のタクシー代や店専属の運転手の人件費を抑えられることから需要があった。ただ所属するドライバーのほとんどが他に仕事があり、副業で深夜業務をこなしていた。給料は運転実績に応じて支払われるため、睡眠不足や疲労がたまっていても、多少無理をするドライバーもいた」(前出の捜査事情通)
調べに対し、小山田容疑者は「違反になると分かっていた」と容疑を認めているという。
同社はドライバーの飲酒や健康状態の管理なども行っておらず、過酷な労働環境が一因となり、事件が起きた可能性もある。誰が巻き込まれてもおかしくない。


















