市船vs京都橘 「J即戦力」「代表候補」期待高まるFW2人
3日の3回戦でベスト8勢が出揃った高校サッカー選手権。
昨夏のインターハイを制した千葉の市立船橋は、水戸啓明(茨城)戦でFW石田、最終ラインに入ったMF磐瀬のJ2京都内定者2人の活躍で4―1の快勝劇だ。前回大会準優勝の京都橘はJ1名古屋入りするFW小屋松、J2熊本入りするGK永井の“攻守二枚看板”を擁して市立船橋とともに優勝候補の最右翼。沖縄の那覇西を退け、5日の準決勝に駒を進めた。
J内定者の中で即戦力ナンバーワンと評価されているのが、前回大会得点王のFW小屋松。並外れたスピードを利した突破力、一瞬のフェイントでDFを置き去りにするキレ味で相手ゴールに迫り、ゴールを量産する。
「18歳以下の日本代表では、下がり目のポジションでプレーする小屋松はパスの供給者としてもレベルアップしたが、やはりスピードを武器にゴールを陥れるプレーが真骨頂。対戦相手を<まるでサッカーゲームの世界みたい。たとえ3人に囲まれても圧倒的なスピードで突破していく>とゲンナリさせている。名古屋所属でロンドン五輪でも活躍した俊足FW永井が調子を落とした時の控え要員ではなく、即戦力として注目を集めている」(マスコミ関係者)