巨人球団社長 仕事始めで「3つのお願い」の裏に危機感

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「心に置いて欲しいことを3つお伝えします」
 巨人の仕事始めとなった6日、桃井球団社長(67)は神妙な表情で職員に語りかけた。

 今年は球団創設80周年となる節目の年。

 まず初めに「1つ。歴史と伝統を傷つけることがないよう、チームに対して規律を求めていく」と切り出した桃井社長は、「日本一を果たすことが絶対的使命」と厳命した上で、「2つ。我々のオフィスは4万数千人のファンが集う球場です。普段から職員が球場に足を運ぶように」と要望。今月末に読売新聞東京本社の新社屋に移転する球団事務所で油を売るなら足を使えとしたのは、次のような危機感があるからだ。

「3つ。4月から消費税率が上がり、これが来場者数にどのような影響を及ぼすか読みにくい。80年の歴史の中でも(王、長嶋の)ONが出てくるまで、最初の20年は赤字に苦しんでいた。今後も右肩上がりが続くとは言い切れません」

 昨年の巨人は過去最高の来場者数を記録したものの、田中将大をはじめスター選手の米球界流出に歯止めはかからず、ナイターの地上波中継も復活には程遠い状態。プロ野球を取り巻く環境は年を追うごとに厳しさを増している。「頭打ち」の状況は巨人も例外ではなく、だからこそ「ゴジラ松井監督」という起爆剤にして切り札の誕生が球団の内外で熱望されているのだ。

 実は桃井社長はここ数年、毎年のように勇退説が取り沙汰されている。
 それでも現職にとどまっているのは、経験豊富なトップを交代させる余裕が今の巨人にはまだないからかもしれない。

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