松井に喰われ、どんどん影が薄くなる巨人・原監督の“厄難”

公開日: 更新日:

 2014年の巨人の話題はこの人一色になる。

 現在、故郷の石川・能美市に帰省中の元ヤンキース松井秀喜(39)だ。2月には巨人の宮崎キャンプで臨時コーチを務める。球団には「コーチを経て次期監督」の青写真がある。マイペースな松井は態度を明らかにしていないものの、ついに決断を下したという。
さる球界関係者が言う。
「来年コーチ、再来年監督就任という巨人が描いている構想を、松井が受ける決断をしたと周囲に漏らしているというのです。今回の臨時コーチも、当初は数日間とみられていたところ、宮崎での約2週間をフルに教えることになったのが決意の表れともっぱら。スポーツマスコミだって、そのつもりで報じるでしょう。入閣は来年なので、今回は現有戦力を把握するのはもちろん、自身の内閣を作る際の“コーチ陣の吟味”という意味合いも強いとみられています」

 昨年末に帰郷した際は「(宮崎には)ちょっと顔を出すだけ」と素っ気なかったものの、すでに腹は決まっていたようだ。

 巨人のキャンプに参加するのは在籍していた02年以来。宮崎はゴジラフィーバーが予想される。スポーツマスコミが来年のコーチ入閣を前提として騒げば、シーズン中でも話題を独占することは確実だ。

 このオフ、巨人はFAで大竹と片岡、2人の新外国人と井端を補強した。セ・リーグは今年も巨人が独走気配も、話題面では松井に食われる一年になる。

 原監督にとっては、どんどん影が薄くなる2年契約がスタートした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性