巨人の若手内野手 みんな“外野へコンバート”の戦々恐々

公開日: 更新日:

 巨人の外野は12球団一、層が厚いとされていた。今はレギュラー確約は長野だけ。新外国人のアンダーソン、高橋由、矢野、亀井、松本哲らがひしめき、相変わらず層は厚いが、原監督の中で外野が“墓場”と化している感はある。

 一塁もそうだ。昨季は捕手の阿部や遊撃の坂本も守った。一塁はもともと打撃重視の位置。原監督が守備を軽視しているとは言わないが、これが外野にも広がりつつあるのだ。

 一塁・ロペス、二塁・片岡、三塁・村田、遊撃・坂本、サポート要員・井端。補強ですでに内野陣はガッチリ固まった。一軍スタートが決まった2年目の坂口真規(23)や球団期待の同じく2年目の辻東倫(19)ら有望若手内野手は、キャンプでアピールすればするほど、「打撃力を生かすため」と次々と外野転向を命じられる可能性が出てきた。

 FAで片岡を獲得した人的補償で西武へ移籍した二塁の脇谷あたりは、外野に転向しないで済んでほっとしているのではないか。巨人の内野手はコンバート宣告に戦々恐々としている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした