巨人の若手内野手 みんな“外野へコンバート”の戦々恐々

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 巨人の外野は12球団一、層が厚いとされていた。今はレギュラー確約は長野だけ。新外国人のアンダーソン、高橋由、矢野、亀井、松本哲らがひしめき、相変わらず層は厚いが、原監督の中で外野が“墓場”と化している感はある。

 一塁もそうだ。昨季は捕手の阿部や遊撃の坂本も守った。一塁はもともと打撃重視の位置。原監督が守備を軽視しているとは言わないが、これが外野にも広がりつつあるのだ。

 一塁・ロペス、二塁・片岡、三塁・村田、遊撃・坂本、サポート要員・井端。補強ですでに内野陣はガッチリ固まった。一軍スタートが決まった2年目の坂口真規(23)や球団期待の同じく2年目の辻東倫(19)ら有望若手内野手は、キャンプでアピールすればするほど、「打撃力を生かすため」と次々と外野転向を命じられる可能性が出てきた。

 FAで片岡を獲得した人的補償で西武へ移籍した二塁の脇谷あたりは、外野に転向しないで済んでほっとしているのではないか。巨人の内野手はコンバート宣告に戦々恐々としている。

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