プロ入り時点の評価は上…松井裕樹はマー君を超えられるか

公開日: 更新日:

「高卒からプロ入りした時点の完成度では、田中よりも松井の方が優れていると思います」
 アマ野球に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏がこう言う。

 5球団の競合の末に楽天入りしたドラフト1位の松井裕樹(18=桐光学園)は合同自主トレから大張り切り。20日は第2クール最終日でブルペンには入らなかったが、前日まで2日連続でブルペンで熱投。2度のシャトルラン(20メートルの往復持久走)も激走した。18日には同じくコボスタ宮城で自主トレをしている田中将大(25)に挨拶され、「目標としている方」と感激の面持ちだった。

■100%に近い

 このオフ、絶対的エースだった田中が入札制度でメジャー挑戦。超高校級左腕は1年目から、ポッカリとあいた穴を少しでも埋める活躍が期待されている。
 星野監督は「俺が見たいというのもある」と、一軍キャンプ帯同を公言。田中とは同じ高卒でのプロ入りで、先日は将来的なメジャー挑戦の思いを口にした。冒頭の安倍氏が言う。
「技術面でいえば、高卒時点での完成度は高校入学後に本格的に捕手から投手に転向した田中が60%だとすれば、松井は100%に近いとみている。ストレート、スライダー、チェンジアップのキレは十分にプロで通用する。体格は188センチの田中と174センチの松井で一回りほど違うが、松井の腰回りはどっしりしていて、体力もある。体格によるハンディはあまりないと思う。昨年の則本のように勢いに乗れば、いきなり10勝をマークする可能性は秘めている」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手