2日連続競技延期…破茶滅茶ソチ五輪にブーイングの嵐

公開日: 更新日:

 17日、山間部で濃い霧が発生し、数メートル先の視界が遮られたため、競技の中止が相次いだ。16日19時から実施予定だった「バイアスロン男子15キロ」会場(標高1400メートル)も、全体が霧におおわれて湿度が上がり、コースを硬くする薬剤が効かないため、17日も競技ができず、18日に持ち越された。

「バイアスロン」は、ライフル射撃とクロスカントリースキーを組み合わせる雪上の戦い。「静」と「動」という相反する能力が求められる、欧州では人気競技だ。なかでも6大会連続の出場で、冬季五輪単独最多13個目のメダル獲得を狙うビョルンダーレン(40=ノルウェー)は「鉄人」と称され、世界的にも人気が高い。お目当ての大ベテランのプレーを楽しみにしていた観客は、2日連続の「お預け」に大ブーイングだった。

 ロシアで冬季五輪が開催されるのは初めて。そのためか、会場や宿泊施設の整備の遅れが目立った。大会直前にはスノーボード男子スロープスタイルでコースの危険性が指摘され、改善を要求する声が上がり、女子スキースロープスタイルは、あまりの難コースで転倒者が続出した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ