冷めた市民、剥き出しの山肌…テレビが伝えない開幕直前のソチ

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 開会式に先立って6日から競技が始まるソチ五輪。連日、テレビや新聞では五輪会場周辺の物々しい警備などが報じられているが、現地の様子は若干異なる。日刊ゲンダイ本紙特派員が五輪直前の現地をリポートする。

 現地時間4日夜。ソチ国際空港に着いた。空港周辺は真っ暗闇。しかし、出発前に予想していた厳重な警備や物々しい雰囲気はない。銃を持った警察官が数人いても、空港職員の表情には笑みもあり穏やかそのもの。緊張感とは程遠い様子に正直、拍子抜けした。

 空港から路線バスで会場近くにあるホテルに向かう。およそ15分程度の乗車だったが、この道のりの警備も皆無で、危機感はゼロ。初日はいい意味で「期待外れ」に終わった。

■野良犬はほとんどいない

 翌朝、開会式が行われるオリンピックスタジアム周辺を歩いた。空港周辺とは一転、警備員や警察の人数は多い。数十メートルごとに銃を持った警備員が見回りを続けていて、会場入りの際は金属探知機の通過と共にX線による荷物検査も行われる。もっとも、周辺を歩くだけなら視線を注がれる以外、荷物検査や職務質問はなし。日本で報道されていた野良犬に関しても、たまに見る程度で襲ったりもしてこない。現地の関係者に聞いたところでは昨年来、駆除会社の職員が夜な夜な、毒の付いた吹き矢を使って殺した野犬をトラックで回収していたという。すでに当局によって徹底的に駆除されたのだろう。寂しげにウロつく少ない犬の姿が逆に不気味に感じた。

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