巨人ドラ1捕手・小林 周囲の「色眼鏡」払拭に2つの切り札

公開日: 更新日:

 また別の選手は「あいつ、ビッグマウスなんでしょ? 少し勘違いしているところがあるんじゃないですかね」との声が出た。それが、キャンプ中の野手会などで先輩にお酌をして回るなど、社会人出身らしい気配りぶりを発揮。除々にチームに溶け込んできているようだ。

■「菅野専属捕手」の座も視野に

 心強い“援軍”もいる。同い年で開幕投手候補の菅野の存在だ。大学日本代表で共にプレーした経験があり旧知の仲。キャンプ中も一緒に行動することが多く、1年目で右も左も分からない小林はだいぶ助けられたという。大学時代からドラフト上位候補だったものの、遠回りして巨人へ1位入団。境遇が似ていることもあり、気が合うようだ。

 2日の試合でバッテリーを組み、あうんの呼吸で菅野が好投。「菅野は阿部より小林の方が投げやすそうだね」との首脳陣の評価を得た。すぐに阿部超えはムリでも、「菅野専属捕手」の座は視野に入ってきた。

 新人といってももう24歳。二軍で力をつけるなんて気持ちはさらさらないという。いまだオープン戦無安打も、「鬼肩」と「菅野」の2つの武器で、確実に開幕一軍に近づいている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動