相撲協会新人事 「肩書6個」貴乃花親方に課せられた“特命”

公開日: 更新日:

 名刺がとんでもないことになりそうだ。
 3日の理事会で決定した、日本相撲協会人事。中でも目を引いたのが貴乃花理事(41=元横綱)だ。

 なにせ、総合企画部長、指導普及部長、危機管理部長、生活指導部長、監察委員長、博物館運営委員と6個もの肩書がついた。

 現役時代にガチンコ相撲を貫き通した貴乃花親方は「協会の切り札」といわれ、将来の理事長候補でもある。それだけに北の湖理事長(60=元横綱)は「いろいろな面からあらゆる仕事を覚えてほしい」と話したが、あまりにも肩書が多すぎないか。

 ある角界OBは「ほとんどが箔(はく)付けですよ」とこう言う。
「実際の仕事は総合企画部長くらい。大阪場所部長時代は吉本新喜劇に出たり、着物で握手会などをしていた。それと同じように、国技館での本場所をアピールすることがメーンになります。他はほぼ役職だけでしょう。指導普及部長はアマチュア相撲大会の表彰や相撲講習が主で、それも要請に応じて担当親方が現場に赴く程度。生活指導部長だって、力士が問題を起こした時に呼び出して注意したり、講習会を行うくらいです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終