平田が必死の「呼びかけ」も…中日に深刻なファン離れ懸念

公開日: 更新日:

「皆さん!(11日からの)マツダスタジアムにもぜひ来てください!」

 10日のヤクルト戦で決勝2ランを放った中日の平田がお立ち台でファンに呼びかけた。

 4番が打って、今季初の本拠地ナゴヤドームでの3連勝。勝率も5割に戻した。
 勢いに乗るチーム状況とは対照的に、この日のナゴヤドームは空席が目立った。この客入りを平田も心配しているのだろう。

 主催9試合を終えて、1試合平均の観客動員は前年比で345人増で微増にはなっている。ただ、Bクラスに転落した高木前監督時代とは違い、今年は谷繁兼任監督が就任。常勝時代を率いた落合GMが復帰し、巨人から小笠原を獲得した。強いドラゴンズの復活を期待されての新体制であることを考えれば、ちょっと寂しい。

■今季から「大入り袋」も廃止

「そりゃそうなりますよ。ナゴヤの応援は、応援団が『プロ野球暴力団等排除対策協議会』の許可を得られないとして、鳴り物が禁止状態。一方で対戦相手は鳴り物をガンガンやっている。雰囲気を楽しみたい中日ファンとしては、イマイチ盛り上がりに欠けても仕方がない」(中日OB)

 球団は今季から、“キャッシュレス化の一環”として関係各位に配布していた「大入り袋」の廃止を決めた。あるいは、大入り満員が期待できないと考えたのかもしれない。

 一度離れたファンを呼び戻すのは、一筋縄ではいかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ