プロ野球は人間が判定するからこそ面白いのだ

公開日: 更新日:

■ビデオは血が通わぬ

 今年から大リーグで導入された「チャレンジ制度」。両チームの監督に六回まで1度、七回以降は2度までビデオ判定を要求する権利が与えられるというもの。
「日本球界としても導入に向けて前向きに検討してまいりたい」

 などと猿真似が得意な日本野球機構が役人口調で言うだろうことは想像に難くない。

 わたくしは、ビデオはホームランかファウルかの判定に使うにとどめるべきだと思う。セーフかアウトかの決定権を高速度撮影機材に委ねるのは血が通わぬ。そんな冷血装置を年に1回プロ野球が地方巡業する以外は閑古鳥鳴くすべての地方球場にまで設置するカネがあるならば、審判の給料を上げてやれ日本野球機構。

 審判は日本プロ野球史上、長きにわたり、ヘボの下手くそのと監督から疎まれたことがトラウマとなってきた。大リーグの審判学校にまで留学して厳しい訓練を受けて、ついには暴力は言うに及ばず人格を罵倒するような抗議にも決然と退場を言い渡す権限を得たのだ。以来、日本の審判はいったん決めたことが覆るのをことのほか嫌う。これも日本の役人と同じだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  5. 5

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  1. 6

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  2. 7

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  3. 8

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    高市首相ハレンチ答弁の醜悪! 中傷動画疑惑めぐる「秘書音声」追及に「文春の有料会員イヤ」と屁理屈