粘りの投球で9勝目も…アスレチックスがマー君を“丸裸”

公開日: 更新日:

 試合前に「いろんな球種を持っているので、対応するのが難しい。できれば対戦したくない投手だ」と敵将メルビン監督に言わしめたが、田中は丸裸にされていたのだろう。捕手が本職のボートを左翼で起用するなど左打者7人を並べた打線に、てこずった。低めの変化球を見逃されることも多く、象徴的だったのは五回だ。先頭の7番ボートにカウント1―2と追い込みながら、変化球に手を出してもらえず、ファウルで粘られた末に、甘く入ったスライダーを中前に運ばれた。無失点で切り抜けたとはいえ、この回はくせもの揃いの下位打線に粘られて費やしたのは26球。この日は総じて球数はかさみ、降板した六回までに104球に達した。

 思い通りに投球が組み立てられない焦りからか、田中はマウンド上で何度となく、渋い表情を見せたほどだった。

 これで田中はデビュー戦から続くクオリティースタート(6回を3失点以内)を12に伸ばした。メジャー1年目は順調過ぎるほどだが、アスレチックス打線に苦戦したように相手から研究されているのも事実。田中がさらに白星を積み重ねるには、相手の上を行く対策が必要になりそうだ。

▽田中の話「粘ってチームの勝利に結びついたことはよかった。すごく粘り強いチームだと感じた。球数を(多く)投げさせられたが、最後まで打者を仕留める気持ちは持っていた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    小林旭さん87歳「元気の秘訣? 食いたいときに食って、寝たいときに寝て」

  3. 3

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  4. 4

    水前寺清子(3)「今でも、小国では寝ながら歌った話が語り継がれているそうです」

  5. 5

    山川穂高が「4.5億円の置物」に…ソフトバンクが頭を痛める“引き取り手”の付かない厳しい現実

  1. 6

    阪神・梅野隆太郎に「衰えを強いる」藤川監督の起用法…生え抜き正捕手から不遇際立つ

  2. 7

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  3. 8

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    芸能人の「植毛・ズラ事情」教えます 小倉智昭さんは4種類使い分けていた