年俸はザックの10分の1…メキシコ・エレラ監督のコスパ

公開日: 更新日:

 決勝トーナメント1回戦で86年以来、四半世紀ぶりのベスト8進出を懸けて、オランダと対戦するメキシコ。
 ベンチ前で跳びはねるジェスチャーで一躍有名になったミゲル・エレラ監督(46)がどんな采配を見せるか注目だが、英デーリー・メール紙によれば、年俸はなんとW杯出場国の中で最も安く、2200万円なんだとか。

 他国とどれだけ安いのか比較すると…日本代表を辞任したザッケローニが年俸2億円。出場国最高額で約11億6200万円をもらいながら1次リーグで敗退したロシア代表のファビオ・カペロ監督(68)の50分の1以下。メキシコ代表監督のコストパフォーマンスがいかに優れているかがわかる。

 エレラ監督は、メキシコが北中米予選に敗れニュージーランドと大陸間プレーオフを強いられた昨年10月に暫定で就任。出場権獲得の成果を買われ、晴れて正式監督になった。いわば“必殺仕事人”なのだ。

■4年8億円の日本は再考すべき

 日本サッカー協会は次期監督候補のハビエル・アギーレ氏(55)に年俸2億1000万円、18年ロシアW杯までの契約で計8億4000万円を用意しているといわれる。

 有名外国人監督に目がない日本サッカー協会が太っ腹なのかボラれているのかはともかく、まずは1年だけやらせてみるとか、アジア予選に限定して契約するといった選択肢もあっていいのではないか。

 代表監督の報酬も含めて、日本サッカー協会はよ~く考えるべきだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jは海外からどう見られているのか…W杯のライバル国、ブックメーカーによる意外な評価

  2. 2

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  3. 3

    FIFA会長がトランプ大統領に贈った「平和賞」は両者の癒着の象徴…元FIFA職員が史上最悪のW杯抽選会を一刀両断

  4. 4

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  5. 5

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  1. 6

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  2. 7

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 8

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 9

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  5. 10

    元日本代表DF冨安健洋がアヤックスと契約合意報道…森保Jに朗報も「ガラスの肉体」の期待と不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった