W杯でアルゼンチン経済危機…メッシの活躍がペソ安に拍車

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 アルゼンチン危機が市場の関心事になっている。同国のデフォルト懸念は高まるばかりで世界経済への悪影響を心配する声もひっきりなしだ。

 01年にアルゼンチンは10兆円規模のデフォルトに陥ったが、債権者の90%以上は債務の削減に応じている。ところが米ファンドを中心とする10%弱は全額返済を要求。一部の米ファンドが米国で訴訟を起こし、裁判所は全額返済を命じた。再デフォルト懸念の急浮上だ。

「慌てたアルゼンチン政府は、理不尽な判決を訴えるため、6月下旬に英フィナンシャル・タイムズや朝日新聞などに全面広告を出しています。マーケットでかなり話題になりました」(市場関係者)

 とはいえ、アルゼンチン債は6月30日に実質デフォルト。1カ月以内に支払いに応じないと本格デフォルトとなる。

「そうなったら世界の金融マーケットは混乱をきたすでしょう。アルゼンチンの通貨ペソが暴落する恐れもあります。他の新興国通貨が連鎖安となり、世界経済を直撃しかねません。アルゼンチン危機は慎重に見極める必要があります」(第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏)

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