イグアインがメッシに好アシスト 昨季の鬱憤をW杯で晴らす

公開日: 更新日:

 アルゼンチン攻撃陣のワントップ、ゴンサロ・イグアイン(26=写真円内)にとって13─14年シーズンは不本意だったに違いない。

 レアル・マドリードは“王様”クリスティアーノ・ロナウド(29・ポルトガル代表)を中心にチームの攻撃が組み立てられ、カリム・ベンゼマ(26・フランス代表)と併用されていたイグアインはベンチスタートもしばしば。加えて昨季は超快足点取り屋のギャラス・ベイル(24・ウェールズ代表)が加わり、さらに出番が減るのは目に見えていた。かくして、ブラジルW杯を控え、クラブでの出場機会を増やしたいイグアインは、16年までの契約を残して移籍を決意。最初に候補に挙がったアーセナルに加わるのは確定的だと思われた。

 ところが、急転直下、3700万 ユーロ (約51億円)の移籍金でナポリへ。ベニテス監督に直接口説かれたのと、ナポリがCLへの出場権を持っていたことが決め手だった。イグアイン自身も入団会見の際、「CLでマドリードと当たるのが楽しみだね」と話していた。

 ところが、だ。人生は悲劇的にできている。CLのグループ予選でアーセナルと同組になったナポリは、最終節でアーセナルに勝利したものの、ボルシア・ドルトムント、アーセナル、ナポリが勝ち点12で並び、ナポリは得失点差でCL決勝トーナメント出場を逃した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋