アルゼンチン8強 ディ・マリア決勝弾で“脱メッシ依存”へ進化

公開日: 更新日:

 予想外の大苦戦だったが、最後の最後で花形役者2人が大仕事をしてみせた。

 決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン─スイス戦は、延長戦後半終盤まで両チーム無得点。お互いに攻め手を欠き、PK戦が見えてきた残り2分、疲労でボールを受ける動きすらままならなかったメッシが、決定機を演出する。センターライン付近でアルゼンチンFWパラシオがスイスDFリヒトシュタイナーからボールを奪うと、中央のメッシにすかさず預ける。メッシがドリブル突破でペナルティーエリア手前まで持ち込むと、スイスDFを引きつけMFディ・マリアにスルーパス。ディ・マリアが左足で放ったダイレクトシュートは、見事ゴール左隅に吸い込まれた。

 アルゼンチンが誇る攻撃陣「クアトロ・ファンタスティコス(魅惑の4人)」のうち、FWアグエロはケガでこの試合を欠場し、FWイグアインはいまだ無得点。スイス戦もフィニッシュの局面で苦しんでいただけに、ディ・マリアのゴールは“脱メッシ依存”という意味でも貴重だ。

 現地で取材したサッカージャーナリストの六川亨氏(元サッカーダイジェスト編集長)が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」