伝家の宝刀「かち上げ」より怖い 大砂嵐のガチンコ闘争本能

公開日: 更新日:

 伝家の宝刀が炸裂した。

 大相撲名古屋場所4日目、平幕の大砂嵐(22)が千代鳳を突き落としで破り、2勝目(2敗)を挙げた。立ち合いで得意の右のかち上げが千代鳳の顔面を直撃。その後、左手で突き落としたものの、すでに相手は崩れ落ちる寸前だった。千代鳳は取組後も意識が朦朧としていたのか、時折首を振りながら支度部屋に引き揚げたほどだ。

 3日目も負けたとはいえ、大関稀勢の里の顔にエルボーを見舞い、鼻血を噴き出させている。

 エジプト出身のイスラム教徒のため、ラマダン(断食)ばかり注目されていたが、持ち前のパワーは角界一。156キロの体重で片手懸垂が出来る力士など、現在の角界では大砂嵐くらいのものだろう。それだけに立ち合いで全体重を乗せて放つエルボーは、他の力士の脅威の的になっている。

■正真正銘のガチンコ力士

 だが、本当に怖いのはヒジではなくアタマの中身だ。外国人力士にしては珍しく、出稼ぎというよりは「歴史をつくる」という夢をかなえるために来日。エジプト人初の横綱を目指しており、入門当初からよからぬ誘いには耳を貸さない。正真正銘のガチンコ力士なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る