米3年目で初勝利も カブス和田「メジャー生き残り」の条件

公開日: 更新日:

「(今後も)結果を残して認めてもらえるように頑張りたい」――28日(日本時間29日)のロッキーズ戦で7回を1失点に抑えてメジャー初勝利をマークしたカブス和田毅(33)が生き残りをアピールした。

 11年オフにオリオールズと2年総額約6億4000万円で契約しながら、キャンプ中に左肘を故障。トミー・ジョン手術を受けて一試合も登板できないままオリオールズを追われただけに、1勝しただけで満足するはずもない。和田は「ようやく0が1になった。これがスタート」と来季もメジャーでのプレーに意欲を見せたものの、ベテラン左腕がメジャーで生き残るには今後、どれくらいの数字を残せばいいのか。

■10試合以上のQSと防御率3・5以内

「マイナーも含めてシーズンを通じて働いた経験がないだけに、中4日のローテーションに耐えられるスタミナと故障リスクの少なさを証明するためにも、重視されるのはクオリティースタート(QS=6回を自責点3以内)数です。仮にシーズン終了まで残り20試合近く登板するとして、少なくとも10試合以上のQSが必要です。和田は球威がなく、フライアウトで打ち取るタイプの投手だけに、被本塁打数も判断材料となる。10本程度で抑えられたら及第点です。あとは防御率。3・5以内で今季を終えることができれば、メジャーでも貴重な左腕だけにオファーを出す球団は少なくないと思う」(スポーツライター・友成那智氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ