星野監督復帰後は勝率3割 楽天は「田尾監督以下」目前

公開日: 更新日:

 今の楽天が「球団史上2番目」に弱いことは間違いない。

 21日の日ハム戦に4-9で惨敗。先制点を挙げながら、先発の辛島が2回4失点でKOされると、2番手の宮川も2回5失点と火に油を注いだ。星野監督は試合後、「(2人の失点は)全部、精神的なものじゃないのか」と仏頂面。これで今季ワーストの借金22。勝率もついに4割を切った。星野監督の復帰以降に限れば、20試合で6勝14敗。チーム周辺では「今と1年目の楽天、どっちが弱いか?」なんて話題になるほどである。

■参入元年は勝率.281

 田尾監督が指揮を執った参入元年の05年は球界再編のあおりを受け、近鉄とオリックスの寄せ集め軍団に過ぎなかった。この時は38勝97敗で勝率.281。星野監督復帰後の勝率.300は当時に次ぐ数字なのだ。

 ここ20試合のチーム防御率は4.29。まともな投手が岩隈(現マリナーズ)しかおらず、チーム防御率5.67だった05年には辛うじて勝っているものの、その一方、チーム打率.252は、05年の.255以下。1試合の平均得点数も3.7点だった05年に比べ、ここ20試合では3.5点だ。

 さすがに田尾政権下より弱いということはなさそうだが、それに匹敵する楽天の現状。星野監督は昨季日本シリーズ直前、新たに3年契約を結んだとはいえ、これじゃあクビは時間の問題か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」