捕手で初フル出場 西武・森友哉「レギュラーへの道」見えた

公開日: 更新日:

 西武は29日のオリックス戦でドラ1ルーキーの森友哉(19)をスタメンマスクに抜擢した。先発は5年目左腕の菊池雄星。世代は違えど、甲子園を沸かせた2人がバッテリーを組んだ。

 森の先発マスクは8月1日以来となる2度目。これまでは「一軍投手の知識がないのでリードできない」(袴田ヘッド兼バッテリーコーチ)と、ほとんどが代打起用だった。

 それでも森を使ったのは、正捕手炭谷の疲労が蓄積しているためだ。集中力を欠く正妻はここまで5失策。捕手としてはリーグ最多で4捕逸も同2位。守備率.993は同ワーストだ。

 森にとってオリックスはプロ初本塁打を打った相手。しかも、4打数4安打と相性がいいチームということもあったのだろう。森のスタメンマスクは夏休み終盤のファンサービスにもなった。

 だが、今の西武は3位日本ハムと8ゲーム差の4位。CS進出はほぼ絶望的だ。正捕手の炭谷もオフにFA移籍が濃厚ともっぱらだから、なおさら森に1試合でも多くマスクをかぶらせて経験を積ませるべきではないのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗