捕手で初フル出場 西武・森友哉「レギュラーへの道」見えた

公開日: 更新日:

■炭谷残留ならいい競争相手

 西武OBの三井浩二氏も「炭谷のFA去就とは関係なく、森はもっと試合に出すべきです」とこう言う。

「仮に炭谷が残留したなら、それはそれでいい競争相手になりますからね。森を将来の正捕手にしたいのならば、とにかく一軍で経験を積ませるべき。二軍で『守備がいい』といわれていた捕手が一軍に上がった途端、雰囲気にのまれて捕逸を連発なんてよくあること。二軍の投手は球速や制球など、何かしらの欠点を抱えていることが多い。そんな投手のボールを受けてもリードは上達しません」

 森はこの日、捕手としてフル出場し、7回2失点の菊池、無失点のウィリアムス、高橋をリード。四回にはプロ入り初の盗塁阻止、チームを勝利に導いた。打者としても、二回にあと1メートルで本塁打という中堅越えのフェンス直撃適時二塁打を含む2安打。八回2死二塁の場面では敬遠されるというオマケ付きだ。

「初めて捕手でフル出場できて、いろいろな経験をした。ここからがスタート」と言う森。

 袴田コーチは「これで今後のチャンスは増えた」と話していたが、捕手は簡単には育たないだけに、一軍で使って苦労させるべきと思うファンは多い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動