捕手で初フル出場 西武・森友哉「レギュラーへの道」見えた

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■炭谷残留ならいい競争相手

 西武OBの三井浩二氏も「炭谷のFA去就とは関係なく、森はもっと試合に出すべきです」とこう言う。

「仮に炭谷が残留したなら、それはそれでいい競争相手になりますからね。森を将来の正捕手にしたいのならば、とにかく一軍で経験を積ませるべき。二軍で『守備がいい』といわれていた捕手が一軍に上がった途端、雰囲気にのまれて捕逸を連発なんてよくあること。二軍の投手は球速や制球など、何かしらの欠点を抱えていることが多い。そんな投手のボールを受けてもリードは上達しません」

 森はこの日、捕手としてフル出場し、7回2失点の菊池、無失点のウィリアムス、高橋をリード。四回にはプロ入り初の盗塁阻止、チームを勝利に導いた。打者としても、二回にあと1メートルで本塁打という中堅越えのフェンス直撃適時二塁打を含む2安打。八回2死二塁の場面では敬遠されるというオマケ付きだ。

「初めて捕手でフル出場できて、いろいろな経験をした。ここからがスタート」と言う森。

 袴田コーチは「これで今後のチャンスは増えた」と話していたが、捕手は簡単には育たないだけに、一軍で使って苦労させるべきと思うファンは多い。

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