全米OPテニス 錦織圭4時間超の死闘を制し「4強」進出

公開日: 更新日:

 第3セットの途中で錦織はメディカルタイムを取り、今月4日に手術をした右足親指の治療を行った。足にはテーピングをし、前日の疲れも残る。体調は必ずしも万全ではなかった。それでも錦織は今大会に得た「誰が相手でも勝てる」という自信と冷静に相手の動きを見たショットで強豪を倒した。

 日本人選手の4大大会の4強は1933年の佐藤次郎以来、81年ぶり。68年にオープン化(プロ解禁)以降は4大大会のシングルス4強進出は初めて。錦織の4大大会のこれまでのベストは12年全豪オープンの8強。いよいよ世界の頂点が見えてきた。錦織は準決勝で第1シードのジョコビッチと第8シードのマレーの勝者と対戦する。

錦織圭「最初は少し疲れていた。試合が進むうちに集中ができて自信が出てきた。セットカウント2-1から、チャンスがありながら落としてしまった。正直、どんな試合だったかよく覚えていない。すごくハッピー。次の試合に備えてしっかり体のリカバリーをしたい」

▽ワウリンカ「4時間を超える戦いで調子の波が大きかった。錦織は徐々に調子を上げてきて、プレッシャーをかけられた。錦織には負けてなかった? それは2年前の話。彼は強くなっている」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗